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《相談員が解説します》老人ホームの「ここが知りたい」

人ホームでできるリハビリ

「リハビリができるホームはありますか?」とご相談を頂くことがあります。

ホームでのリハビリといっても、実はお身体の状態や、本人の意思によって必要な環境はかなり異なります。例えば、「ご家族はたくさんリハビリをさせたい。でも本人は辛いリハビリはもうしたくない。」といったケースによく直面しますが、本人に意欲がない場合は、リハビリの専門家が常駐し、トレーニングマシンの設備が充実していてもなかなか向上しないものです。そのような場合、施設での「生活リハビリ」程度が十分かもしれません。

生活リハビリ

生活リハビリとは、マシーンを使ったトレーニングではなく、日々の生活の中で「自分で出来ることはなるべく自分で行うこと」によって、身体機能を回復・維持させるものです。例えば、お部屋から食堂まで毎日3回往復することや、車イスの方が食事の際はイスに移乗したり、お手洗いまでの短い距離だけでも手引きで歩行したりすることも立派なリハビリになります。

反対に、本人に意欲があり、回復の伸びしろがある場合は、やはり理学療法士や作業療法士といった専門職が常駐している施設が有効です。個別リハビリや小集団リハビリなど、一人ひとりの状態に合わせて専門職によるリハビリを受けることができますし、専門職が常駐していることで状態を常に評価することができるので、介護職員と連携して日々の生活にも反映させることができます。

ただ、リハビリテーション病院でのリハビリと比べると、施設でのリハビリは回数・時間が大きく異なり少ないものです。理学療法士や作業療法士が常駐しているだけで安心せず、「週に何回くらいリハビリをしてくれますか?」と質問をしてみてください。理学療法士が常駐していても、一対一の個別リハビリは1回20分×週1~2回程度の施設が平均的ですが、稀に退院後などの一定期間は週5回くらいリハビリを実施してくれる施設もあり、施設によって内容は異なります。

また、施設に理学療法士が常駐している施設以外でもリハビリを受ける方法があります。それは「介護付有料老人ホーム」ではなく、「住宅型有料老人ホーム」や「サービス付き高齢者向け住宅」に入居することです。

「住宅型有料老人ホーム」や「サービス付き高齢者向け住宅」でれば、介護保険を使用して、外部のリハビリ型デイサービスや訪問リハビリを利用する事ができます。介護度とお身体の状態によっては、回数・時間を多く受ける事ができるかもしれません。
「リハビリの専門職がいる施設でなければ」と断定せず、お身体の状態と本人の意欲、ご希望内容によって選択肢を広げてみてください。

大野 真一(おおの しんいち)

【文/大野 真一(おおの しんいち)
ベネッセの介護相談室 相談員
<介護職員初任者研修課程修了>
これまで入居相談員として数多くのご家族様のご相談を受け、ご入居までのサポートを担当させていただきました。
初めてホーム選びをされる際、「ひとりで探すのは不安」……続きを見る

0120-86-8165
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