63歳男性で、食事や身の回りのことなどの日常生活はおできになっていましたが、極度の失語症がありました。脳腫瘍の治療のためにご入院、歩行にもふらつきがみられるようになっていました。退院を機にご家族がホーム入居を検討されるも、ご本人はご自宅に帰れないということをなかなか受け入れることができずにいました。

そこで、ご本人を無理に説得するのではなく、まずはご本人の不安を取り除くようにお話を進めました。医師やソーシャルワーカーにも協力してもらい、ホームでの生活が具体的にイメージできるようにご説明しました。同時に、2ホームをご紹介。後日、病院からも近く、住み慣れた地域のホームを2時間かけてじっくりご見学されると、安心されたのか、23日後にご入居となりました。