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アジのなめろう
南房総の漁師料理「なめろう」は、アジやイワシなどを薬味とともに包丁でたたくだけの簡単な料理です。あまりの美味しさに『皿までなめろ』から「なめろう」となったのが、名前の由来のようです。細かくたたくことで適度な粘りが出るので、口の中でばらけず飲み込みやすくなります。
材料(2人分)
- ・・・1尾(身のみ80g)アジ
- ・・・3g生姜
- ・・・40g玉ねぎ
- ・・・10g長ネギ
- ・・・1枚シソの葉
- ・・・大さじ1/2味噌(中辛)
- 「ツマ用」(咀嚼・嚥下の具合によっては、省く)
- ・・・適宜シソの葉
- ・・・適宜茗荷
- ・・・適宜穂ジソ
- ・・・1/2~1個すだち
作り方(やや粗め)
長ネギ、生姜、玉ねぎ、シソの葉はそれぞれみじん切りにする。水にさらし、水気をよく切る。
茗荷はせん切りにする。水にさらし、水気をよく切る。
アジは三枚におろし、血あい骨を抜き、皮をはぐ。約7mm角に切る。
まな板の上にアジ、(1)の薬味、味噌を置く。包丁2本でたたきながら、時々上下を返し、よく混ぜる。
冷やしておいた皿にシソの葉を置き、(4)のなめろう、穂ジソ、茗荷を盛りつける。
好みで、すだちまたはレモンを添える。
※「なめらかで食べやすいなめろう」
薬味などが硬くて食べづらい方には、材料全部を細かくたたきなめらかに仕上げるとずいぶん食べやすくなります。アジと薬味を混ぜる前に、それぞれを細かく切っておきます。
- POINT
- *魚をたたくときに包丁の腹で練ると、魚のなま臭みが出るので注意が必要です。
- *粗めにたたくのと細かくたたくのとで、食感が変わります。食べる方の状態にあわせて加減するとよいでしょう。
- *飲み込む力が弱い方は、誤嚥を招きやすい穂ジソや茗荷などのツマは省きましょう。