加齢に伴い、膝関節のクッションである軟骨のすり減りや筋力の低下が要因となって、膝の関節に変形や炎症が起き、痛みを生じる病気。初期症状としてひざの違和感や軽い股関節痛があるが、自然に治まることが多い。しかし、放置したままだと膝関節の変形が進み、中期で正座ができなくなり、後期では歩行が困難になる。減量や運動など生活習慣の改善、入浴などの温熱療法などのほか、薬物療法もある。関節が変形した場合は外科手術を施す。